紛争の内容
ご依頼者様が元職場の上司から受けたセクハラについて、当該上司に対して、慰謝料等の請求を行った事案です。

交渉・調停・訴訟等の経過
まずは、当職らから元上司に対し、慰謝料を求める書面を送付しました。
また、セクハラにより退職を余儀なくされたため、再就職までの休業損害相当額の支払いも請求しました。

相手方は、当初セクハラの事実は否定していましたが、途中から相手方にも弁護士が就いて介入したことにより、セクハラの事実は認めるに至り、慰謝料の金額を交渉することとなりました。

本事例の結末
交渉の結果、最終的には慰謝料として金50万円を支払ってもらうという内容で合意に至りました。

本事例に学ぶこと
セクハラによって精神的苦痛を被ったことを立証するためには、精神科で診療を受けたことを示す証拠が有用となります。精神科で診療を受けた際には、診断書や処方箋などの資料をきちんと保存しておくことが大事だと言えます。

※ 2023年12月現在、セクハラ・パワハラのご相談については、顧問様、アネット・Sネット・Jネット・保険ネットの会員様以外のご相談は受け付けておりませんので、ご了承いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

弁護士 小野塚 直毅
弁護士 渡邉 千晃